ご機嫌取りという愚行(5婚活目-30)

5婚活目・りささん

わ「えっと…何か感じ的に合いそうな気はしますね」

そう、僕が出した答えとは、とりあえずご機嫌を損なわない回答である。

確かにりささんは美人だし、性格も今の所悪くはなさそうなので、婚活相手としてはハッキリ言って申し分ないという感じだが、それが好きに直結するのか?と言えばそんな事はない。

初回の面接でまだ少ししか分からない状況で急な質問に戸惑ったが、ここで僕が言葉が詰まるようであれば場の空気もかなり悪くなってしまう。

とりあえずという言い方は適切ではないが、この場合の選択肢は無いに等しかったのではないだろうか。

り「私もわらびさんとは合うなって思いました」

わ「ありがとうございます」

客観的に見れば良い雰囲気…と思う事もあるかもしれないが、これはおそらくは社交辞令の一種と捉えても問題ないと思う。

美人な女性というのは、男性からチヤホヤされてきた回数は数え切れない程にあるだろう。

反対の意味で考えると、男性の取り扱いはお手のもので、どんな言葉をかければ男性が喜ぶのかもまたよく理解しているのだ。

偏見ではないが、そんな彼女の言葉を鵜呑みにするのはある意味危険である。

ただ、今話した事は本音の一部であり、今回は愚行となったが、他にも意味はあるのだ。

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