カフェでまったり過ごした後に、テーマパーク…という程大袈裟なものではないが、それを縮小したような場所へと向かった。
その場所は標高が高い所にあり、景色を眺めたり小動物を見たりする事が出来て、他にも子供が遊ぶようなちょっとした乗り物まで用意されている。
まぁ僕達は大人なので乗り物に乗って遊ぶような事はしないが、ウサギなどの小動物を見たり、後は標高が高いおかげで景観が素晴らしいのでそれを堪能していた。
景色を眺めている時に横並びだったのだが、その時…りささんと僕の肩…というかほぼ腕全体にかけて密着していたのだ。
それはふいに当たったというレベルではなく、周りから見ればそれはもうカップルとして認識されてもおかしくないだろう。
僕は変に意識してしまったが、りささんは変わらず話しかけて来ていた。
彼女からすれば異性と身体が当たっているくらいでは何とも思わないのかもしれない。
だが僕はそんな事はなく、後に控えている告白の事も考えると
(もしかするといけるかも…)
そう思ったりもしたのだ。
ただ、世の中には生理的に無理な人でない限り、身体が触れたくらいで何も思わない人はいるのである。
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