もう慣れてしまった…いや、慣れた…という言い方は語弊を生んでしまうかもしれないが、慣れと緊張は別物…という前提で話しをする。
そう、それはりささんの僕に対しての腕組みなのだが、最初こそ戸惑ったものの、何回か繰り返す内にそれは彼女にとっては当たり前なのだと思うようにもなるのだ。
つまりは、友達や知り合いでも腕組みくらいは普通にする…という事であり、その行動によって勘違いをするのは間違っているのである。
全ての女性がそうではないのでここでは彼女だけに限るが、では何処からが恋人同士との行動になるのか?という疑問が浮かぶが、それは彼女自身にしか分からない。
ただ、あえてここでは書かないが、その先…と言えばもうそういう事なのだろう。
この辺りが恋愛をする上の判断で難しい所なのだが、あーでもないこーでもないと想像するのもまた、見方によっては面白いのかもしれない。
まぁ、判断以前に、今は保留状態である事は確定しているので何も考える事はない…が、
(脈はあるのかな?)
という想像は出来るので全く考える必要が無い訳でもないだろう。
車から降りた僕達は、イルミネーションの元へと向かった。
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