お花見の日…晴天に恵まれて、桜を見るには最高の1日となりそうだった。
りささんの家まで迎えに行って一緒に現地へ…という時、車に乗り込んだ時からそれは気になったのだ。
そう、それはショートパンツからスラリと伸びたりささんの脚である。
スタイルが良い…というのは前々から思っていたのだが、このままでは運転に集中出来ない…とまではさすがにならないものの、気にしてしまうのだ。
とりあえず邪心を取り払わなければ本当の意味でデートを楽しむ事が出来ないので、視線をなるべく上の方へと向ける事にしたのである。
まぁ、運転中は前を向いているので上も下も無いのだが、お花見の場へ到着してからが問題だった。
何か違う事を考えれば…とも思ったが、それでりささんとの会話に集中出来なければ本末転倒なので、下策となる可能性が高い。
つまるところ、余計な事を考える暇が無ければ良いだけなので、会話を盛り上げる…笑えるような楽しい話しをすれば、邪心も自然と消えてしまうだろう。
その間に見慣れる…という表現は失礼にもあたるかもしれないが、時の経過と共に気にならなくなるのである。
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