婚活が楽勝だと思う時(1婚活目-18)

1婚活目・ゆうこさん

2軒目も終わりそろそろ帰ろうか…という頃には終電の時間となっていた。

結局この日は実に5時間以上もゆうこさんと一緒に居た事になる。

婚活前にネットでいろいろ調べて参考にしていたのだが、

・初対面で可能であれば終電まで一緒に居よう

なんて事を書いてあるサイトやブログは皆無だろう。

つまり一般的に見てこれはイレギュラーな事であり、良い意味では、それ程楽しい時間が過ごせたという事なのだ。

これが僕しか楽しめてないのなら大問題だが、駅に向かう途中に、

「あのお店も美味しいから今度行きましょう」

と言ってくれたり、相変わらずよく話しかけてくれたりして、遅くまで一緒に居た事に対して迷惑そうな感じではなかった。

そして駅に着いてしっかりとゆうこさんにお礼を告げて解散した。

帰りの電車の中でこの日の事を振り返りながら僕は、

(婚活って楽勝じゃね?)

みたいな事を少なからず思っていた。

それが大きな間違いだったと気がつくのはもう少し先の話しである。

家に帰ってからラインでもう一度お礼を言って、この日はラインを開かないまま寝ていた。

次の日ラインを見るとゆうこさんから返事が来ていた。

一般的なお礼の内容だったが、とりあえずラインが来た事にホッとしていた。

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