自分の好きなタイプを聞かれたので、反対にみほさんのタイプを聞いてみた。
「みほさんはどんな男性がタイプですか?」
この時の僕は、失礼ながらみほさんの外見から
(オラつく系の人がタイプなのでは?)
と思ったりもしていた。
「一緒に居て安心出来る人かな」
「なるほど」
なるほどとは言ってみたが、安心出来る人とはどんな人を指すのか僕にはイマイチピンと来なかった。
それからもいろいろ話しをしてみると、みほさんという人柄が少しずつ分かって来る。
遅れて来た時は正直
(性格に難ありかも…)
そう勝手に決めつけていたりもしたが、あの場面だけがイレギュラーだったのかもしれない。
今の所、タメ口と大遅刻という点を除けば、普通に良い人なのだ。
通話でも会話はしたが、やはり会って話すのとは全然違う。
相手の表情を見る事が出来るのはやはり大きい。
1時間くらい食事をして、そろそろ解散という流れになった。
会計を済まし、お店を出た時にみほさんが
「わらび君、車で駅まで送るよ」
そう言って来たのだ。
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