順調に初回の面接が進む中、りささんが何を考えているのかは判断しかねていた。
時折勘違いしてもおかしくないような言動が見られるが、それは普段からの彼女なのかもしれないし、相手が僕だから…という決めつけは早計だろう。
行動にも優しさを感じられ、例えばサラダを注文して届いた時に取り皿に分けてくれたり、僕はこういうちょっとした優しさに惚れそうになってしまうのだ。
今までそれなりにいろいろな女性に接して来た事があるので、ある程度の好感度は分かるつもりではあるが、りささんは分かりにくい。
いや、もしかしたら今まで出会った女性達の事も分かっていなかったので今の僕があるのかもしれない。
いずれにせよ、これまでの経験から言える事は、女性が少々勘違いしてしまうような事をして来たとしても、それは9割方何も意味はないと思っておいた方が良いだろう。
そう、実際に何の意味も持たないのだ。
後、会話の中でりささんから、
り「いつまでに結婚したいですか?」
という質問が飛んで来た。
わ「相手にもよるかもしれませんが、2〜3年の内には結婚したいです」
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