じゃあなんで婚活アプリをやってるの？という質問は無しで(5婚活目-131)

そう、僕が抱いた疑問とは…ここから先は直ぐに思い直す事になるのであくまでも一瞬だけの疑問となるのだが、何故婚活アプリをしているのか？という事だった。

しかしながら恋をしたいと思うのも、結婚をしたいと思うのも個々の自由であるし、辛い出来事があっても前に進もうとしている彼女にそんな疑問をぶつけられるはずもない。

過去の恋愛において辛い経験をしたとしても、時が経てばまた恋がしたくなると思うだろうし、大丈夫と思って始めてみたものの、まだ少し前の恋愛経験が引っかかっていた…という感じなのだろう。

それなら今の僕に出来る事…いや、出来るかは分からないが、彼女の中の不安を消し去るくらいの男になれば良いのだ。

まぁ、あれこれ考える前にとりあえず今の空気をどうにかしようと思っていたのだが、その後は引っ張る事もなく徐々にいつも通りの流れへ戻った。

さすがに重い空気のまま解散…という流れだけは避けたかったので非常に助かったし、それどころか、先程までの状況が嘘だったかのように盛り上がって来たのだ。

しかしながら食事も終わりそろそろお開きの時間…となった時に、思わぬ展開に発展する事になったのである。