それってキスのチャンスなのかも…見落とす事はないがその先は(5婚活目-247)

5婚活目・りささん

ディナーも終わり後は帰るだけ…という流れになった。

毎度の事ながら、楽しい時間…というのはあっという間に過ぎ、帰るのが惜しくなってしまう。

りささんもそう思っているのか、家の近くに着いた時にもなかなか車から降りようとはしなかったのだ。

というか、少し沈黙の時間となって、その状況を文章にして表現するのは難しいので上手くは言えないが、沈黙…という状況でも、悪い沈黙ではなく、むしろ良い沈黙…という状況だった。

それすなわち良いムードになっている…という事で、そこまで恋愛の場数を踏んでいない僕でも分かるくらいのムードとなっていたのである。

結論から言うならば、キスをしてもおかしくはない…という空気になっており、それを意識してしまったので僕の鼓動は早くなってしまったのだ。

彼女とのキスは今までした事は無いが、キスの経験が無い…という訳でもない。

ただそれでも彼女と初めてのキスとなると当たり前のように緊張もするし、失敗…という恐れは特には無いが、こちらから仕掛けるとなると、やや臆病風に吹かれるのだ。

後、僕自身がキスのタイミングだと思っていても、りささんが口に出して言っている訳ではないので、どう思っているのかは分からない。

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