最後にりささんと会ってから数週間が経過した。
そんな生活も徐々に慣れつつあるが、慣れと寂しい…という問題はまた別である。
家で1人で食事をしていた時にふと、
(いつかりささんをこの家に招待する事はあるのかな)
なんて思ったりもした。
もちろん交際が始まってからの事なので、すぐにどうこうではないのは分かっている。
来るかどうかも分からないが、いつかそんな日が来た時を思うと…いや、思うというよりは妄想…と言った方が正しいだろうか。
僕は元々たまに妄想したりするような人間ではあったが、婚活を始めてからは特に妄想する…という機会が多いように思う。
おそらくは心の中でこうしたい…とか、こうなりたい…という気持ちから、結果的に妄想へと繋がっているのだろうが、妄想はあくまでも妄想…現実を見なければならないのだ。
今こうして僕がいろいろ考えている間にも、りささんは試験勉強に励んでいるのだろう。
試験の日は近いが、今になって思えば、試験の難易度は分からないものの、ある意味では、ギリギリまで会ったりしてくれた事には感謝している。
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