り「これどうぞ」
と、りささんが手渡して来た物…それは手土産だった。
り「それ美味しいので良かったら食べて下さい」
わ「ありがとうございます」
いきなりの事だったので驚いたし、僕はそんな気を回していなかったので思いきり手ぶらだったのである。
(もしかして何か用意しておかなければまずかったのか?)
と思いつつ、
わ「すみません。僕は何も用意してなくて…」
そう謝罪をした。
り「私が勝手に用意しただけなので気にしないでください」
いきなりのサプライズ?に驚いたと同時に嬉しかったのだが、これでまた
(勧誘かセールスなのでは?)
という思いが増してしまったのである。
現実問題として、やはり美人過ぎる人が来るのは少し不自然のような気がしたのだ。
まぁ仕事は保育士なので、出会いが無いと言えばそれまでなのかもしれない。
だが、元々の知り合いや男友達が
(こんな美人を放っておくものだろうか?)
とは考えてしまう。
実に謎が多い今回の婚活だが、あまり考え過ぎて時間を無駄にはしたくなかったので気持ちを切り替えた。
適当な会話をした後、1つの質問をりささんに投げかけた。
わ「最後にお付き合いをしたのはいつですか?」
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