話し合い？の結果、イルミネーションは歩いて見る事が決定した。
ランチやディナーのお店も決まり、後は当日を待つのみ…という所でそれは起きた。
そう、りささんから電話がかかって来たのである。
これまでも電話をした事はあるので、電話がかかって来た…という事自体は珍しくないとも言える…が、あくまでもそれが事前にラインで電話をするという打ち合わせをしていたからこそ電話がかかって来るのだ。
今回は事前にラインで電話をするという話しもしていなかったので、本当に急に電話がかかって来た…というシチュエーションになるのである。
(これは余程の何かがあったのでは？)
僕はそう思ったのだが、僕達の間で余程の事と言えば、おそらくは次の約束に関して…という考えが浮かぶ。
突然の電話、そしてその内容が次の約束に関しての事…となれば、答えは１つしかないだろう。
(もしかして都合悪くなったのかな？)
ここまではもちろん僕の想像なので、実際には全く関係のない事だった…という可能性もわずかながら残されている。
いずれにせよ、電話をしてみないと分からないので僕は通話をオンにした。
り「あっ、いきなり電話してごめんね」
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