察すれば引け(1婚活目-22)

1婚活目・ゆうこさん

ゆうこさんからのラインを待つ事5日間、ついにその日はやって来た。

「ごめんなさい、やっぱり無理そうです」

結果は予想を裏切る事もなく、この時の僕は、

(やっぱりそうだろうな)

という気持ちだった。

ここが1つの区切りとなり、この先のラインの内容で展開が大きく変わってくる。

それは代替日の提案である。

これがあるとないとでは大きく違い、もしもここで代替日の提案があったなら、展開も変わったのだろうが、残念ながらそれも無かったのだ。

まぁ、前回のラインの時点で代替日に関しての提案のカケラすら無かったので、当然の結果とも言える。

「分かりました。気にしなくて良いですよ」

僕はそう返信をして、そこでラインは途切れた。

会った時に話した2回目の約束についての話題もなく、追いラインをするのも女々しいので、これにてゆうこさんとのやり取りは終わりとなる。

100%無理と思いつつも、ゆうこさんからのラインを数日間は待ったが、当たり前のようにそれもなかった。

この時点でゆうこさんに続ける気がないのだろう。

その気持ちを察して、これ以上は深追いせずに前へ進む事にしたのだ。

とても残念に思うが、これもまた仕方がない事である。

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