彼女はどうしてこんなにも悩んでいるのか?
いや、もしも仮に僕がもっと彼女から見て素敵な男性だったのならここまでの展開にはならなかったのかもしれない。
その話しは置いておくとして、どうやらりささんは過去にあった恋愛経験から、一歩を踏み出す事に躊躇(ためら)ってしまっているみたいなのだ。
り「前に付き合っていた人がね…」
わ「あ、無理に話さなくても大丈夫だよ」
り「ありがとう」
話しを遮るように…ではないが、言いにくそうな感じだったので、ここで無理に聞くよりは彼女の事も考えて話すのをやめてもらったのである。
雰囲気からしてかなり重たそうな内容だったので、ここで聞いてその後の空気が…と思うとそれも耐えられそうになかったのだ。
おそらくりささんは、現状のどちらつかずとも言えるこの状況の僕の事を思って事情を話そうとしてくれたのだろう。
内容は気になったが、彼女がいずれ普通に話せる時が来てからでも…いや、来るかは分からないが、それでも良いと思ったのである。
しかしながら、ここに来て1つの疑問が浮かんで来たのもあるのだ。
コメント