食事が終わりお開きの流れになりかけたその時、りささんが
り「ねぇ、この後まだ時間大丈夫?」
そう聞いてきたのである。
わ「うん、大丈夫だよ」
元々この日はりささんと会う予定しかなかったし、食事だけで解散…という流れは少し寂しい気もしていたので、僕としてはこのお誘いは嬉しかったのだ。
り「じゃあさ、カラオケでも行かない?」
このお誘いについては、りささんが元々考えていたのか、それとも食事の時にそう思ったのかは分からない…が、もしも後者の最初は食事だけと考えていたけど食事の時に気が変わったとするなら、ある意味…いや、普通にプラスと捉えても間違いないだろう。
もしも僕のように告白とかしていなくて、何回か会っている関係であるのなら、おそらくは言われた側に対する好意がかなり高いのは間違いない…と思う。
仮に僕と同じ立場だとしても、先に話した後者という条件が合わさっているならチャンスとも言える。
まぁ、どちらかを確認する方法は本人に聞くしかないのだが、それをわざわざ聞くのは変に思われるかもしれないので僕はやめた。
そしてこの事がきっかけ?となり、更に僕を惑わす出来事まで引き起こす事になったのだ。
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