予想を超えた結末(4婚活目-18)

4婚活目・さとみさん

意を決した僕は、さとみさんにメッセージを送った。

「これ以上悩ませるのも悪いと思うので、やり取りを諦める事にしました。今までありがとうございました。」

どう送るかかなり悩んだのだが、無難なメッセージとしては間違ってはないだろう。

この後にさとみさんから、

「分かりました。ありがとうございました。」

というようなメッセージが来て終了…僕はそれくらいに思っていたのだが、ここで思わぬメッセージが届いた。

「他にやり取りをしていた方と良い感じになっているので、私も終わらせようと思っていました。ありがとうございました。」

終わりという結末だけで言えば予想通りだろう。

だがしかし、他にやり取りをしている人と良い感じにという事をわざわざ言う必要があるのだろうか?

向こうからメッセージで終わりを告げて来たならその理由として伝えて来るのは分かる。

これは例えるなら、ママ友同士が会話していて、マウンティングしてくるような感覚に似ているのかもしれない。

あくまでも主役は自分、終わらせるのも自分という意味合いがメッセージに込められていたような気がした。

別に勝負をしていた訳ではないのだが、少なからず敗北感のようなものを感じてしまったのだ。

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