好きな人を悩ませているのはある種の苦痛を伴う(5婚活目-129)

5婚活目・りささん

り「あのね、この間の話しの事なんだけど…」

この言葉から若干重苦しい空気が始まる事となる。

り「ちょっとまだどっちか決めれなくて…」

わ「全然気にしなくて良いよ。ゆっくりで良いから」

僕の言った事は本心でそう思っていて、答えを急いでいる訳ではないし、大切な事なのでよく考えて決めて欲しいと思っている。

悩ませてしまったのは心苦しいし、そんな事を気にせずいつもの彼女に戻って欲しい気持ちはあるが、かといって

「やっぱり告白の件は取り消すからもう気にしなくて良いよ」

とはさすがに言えない。

いや、そんな中途半端な事をすれば、逆に困らせてしまうだろう。

冷静になって考えてみると、りささんに出会ってから数ヶ月が経過しているものの、実際に会った回数は数える程で、その間にお互いの事をよく理解出来たのか?となると、実はそうでもないのかもしれない…というか、事実そうなのではないだろうか。

そうなると、悩んだり考えたりするのは至極当然な事であり、ましてや婚活アプリで結婚を前提に考えた交際ともなれば尚更なのだ。

ただ、普通に悩んでいるのとは別に、りささんには他にも悩む事になる原因があったのである。

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