食事会も程良い盛り上がりを見せながら進み、話しの内容はりささんの友達の恋愛話しへと移行していった。
友達は今現在はフリーなのだが、どうやら気になっている人はいる…という事で、恋バナを好きな女子としてはいかにも盛り上がりそうな内容となっていった。
とはいえ、僕は2人のようにハイテンション…とまではいかないが、今後の参考…いや、参考というか、話しの中から何か得られるものもあるかもしれない…と思ったのである。
しかしながら、気になっている人と進展する為に…という会話の内容の中で、男目線である僕に意見を求めたりして来たのだ。
もちろん僕に相手が求めているような事を言うスキルも無く、そもそもが人選ミスではないか…とも思ったが、りささんの友達からすればそれは分からなかったのだろう。
僕は恋愛経験がゼロ…とまではいかないものの、人様にアドバイス出来る程の経験値は無い…まぁ、話しを聞いて相槌を打ったり同調する事は出来るが、どちらかと言うと聞き専であり、助言等は期待してはいけないのである。
まぁ、りささんもいるので、彼女の経験等を踏まえるなら、僕からでなくとも彼女の方からもアドバイスは貰える…というか、結局そんな感じで進んでいったのだ。
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