彼女と友達に恐怖の展開をと少し期待してしまう僕がそこにはいた…自分だけ怖い思いをしたくなくて(5婚活目-361)

5婚活目・りささん

嫌な時間や恐怖の時間…というのは、いつもより時間の流れが遅い気がする。

早く終わって…と思えば思う程にそう感じやすくなってしまうのかもしれないが、そう思いたくなくともなかなか難しい問題なのだ。

怖い思いをずっとしていると、人を巻き込みたくなる…というか、自分と同じ思いを…と思うようにもなり、こうなればりささんと友達にも何かしらの恐怖の出来事が起きないかな…なんて思ったりもする。

そうなればもちろん自分も更に怖い体験をしてしまう事にもなるのだが、せっかく心霊スポットに来たのだから、怖い…と思ったのが自分1人だけ…というのは割に合わない…とまで思ってしまうのだ。

結局は何事も起きる事はなく、トンネルを歩いて往復して戻って来た後は、2人は満足したようで、車に乗り込み帰る事にしたのである。

帰る途中に、今度また別の心霊スポットに行ってみよう…という2人の会話が聞こえたが、僕は聞こえていないふりをしてやり過ごした。

この日はこれで帰る事になったのだが、夜眠れないかもしれない…と思ったものの、次の日が休みだったのでその点は若干安心は出来たのである。

友達を送り、りささんも送ろうかと思っていたら、そのままうちに泊まりに来る…と言って来たので、2人で僕の家に向かった。

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