女性が好きそうな華やかな空間…店内はこれでもか…というくらい綺麗な装飾がされており、オシャレ…というか、可愛らしい感じのお店だった。
既に多くのお客さんが来店しており、右を見たら女性、左を見ても女性、正面を見ても女性…といった感じで、パッと見女性の姿しか見えなかったのである。
というか、よくよく見渡しても、やはり女性しかおらず、店員さんも全て女性…という男性にとってはある意味拷問のような雰囲気となっていたのだ。
わ「ここ男の人僕の他にいないよ」
そっとりささんに話しかけると、
り「そんな事ないよ。大丈夫」
という、明らかにそんな事あるのに謎のフォローが入った。
まぁ、この時点で
「やっぱりやめよう」
と言ってしまうのは空気が悪くなるのは確実だろうし、ただ男性がいない…という僕の都合だけで退店するのは、ここまでりささんが運転してくれてはるばる来たのに身勝手だろう。
まぁ、店員さんから
「男性の方はちょっと…」
と言われた訳でもないし、当然ながら男性お断りの張り紙がしている訳でもない。
なので周囲の事はもう気にしない…と割り切って覚悟を決める事にしたのだ。
とりあえず席に座り、メニュー表を確認…メニューの名前も口に出すのが恥ずかしい名前だったらどうしよう…という不安はあったが、そこは意外にもよく見る名前が並んでいたのである。
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