食事も終わり、この日の流れや時間的に解散…となる予定だったのだが、お店を出た後にりささんが、
り「猫見に行きたいんだけどダメ?」
と言って来たのである。
ここで言う猫とは、僕の飼い猫の事であり、つまりは僕の家に来たい…と言い出したのだ。
いきなり言われた事に驚いたのもあるが、家に招待する為の準備をしていなかったので、少し動揺してしまった。
普段から掃除はしているので別に家がゴミ屋敷でもなければ散らかっている訳でもないのだが、やはり来客…それも彼女となると、必要以上に掃除をして、出来る限りキレイな状態でお迎えしたい。
わ「あー、ちょっと掃除してなくて。日を改めてもらっても良いかな?」
り「気にしなくて良いのに」
わ「いやいや。いつって決めたらちゃんとそのように用意しておくから」
ただ断るだけならりささんに
(家には来て欲しくないのかな?)
と思われてしまいそうなので、日にちを決めたら大丈夫…という事を強調して伝えたのである。
家に来る事でお互いの距離ももっと縮む可能性もあるが、初めて家に招待するとなると、余計にちゃんとしなければ…という気持ちがあったのだ。
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