目的地のトンネルへと到着…何となくどういう場所か想像はしていたのだが、予想外に恐ろしい雰囲気が漂っている。
おまけに車で通る…というのではなく、車から降りて歩いてトンネルを通る…というオプションまで付いているのだ。
いざ現場に来てみて2人に怖くないのか?と聞いてみたかったのだが、それをきと僕がビビっているのがバレてしまう。
いや、まぁバレたからどう…という事はないのだが、平気そうな2人を見ていると、僕も同じような態度を取りたくもなる。
辺りはすっかり暗くなっており、人の気配も全くない為、静かだった。
何も起きない事を信じるのみだが、早速トンネルの入り口でみんなで写真を撮ろう…という話しになった。
心霊スポットでの撮影…これは当たり前の事なのかもしれないが、いくら幽霊を信じていない…と言っても、撮影した時にこの世のものではない何かが写り込んだりしたら…と思うと、あまり乗り気にはなれない。
それでも流れを断ち切る訳にはいかず、記念撮影をしたのだが、当たり前だがそこには何も写らなかったのだ。
それから3人でトンネルの中を歩いて行き、恐るべき事にそのトンネルはもう使われていない…というのもあって…いや、元々そういう仕様なのかもしれないが、電灯が無いのである。
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