そろそろ就寝…という時間の時に僕は目が冴えて全く眠たくなかった。
りささんはお酒を飲んでいたのもあってか、眠たそうにしていたので寝る…という選択肢を取ったのだが、布団に入ってもしばらく寝れない状態が続いたのである。
すぐにりささんが寝たような気配も感じ、僕は1人寝れないままに布団の中で過ごしていた。
外泊の経験が少ない…と言えばそれまでなのだが、僕は自分の家以外ではすぐに寝付けない傾向にある。
枕が違うから…みたいなありきたりな理由ではない…と思うのだが、やはり環境の変化にすぐには慣れる事が出来ない…という事なのかもしれない。
体感的にではあるが、1時間くらいは眠れない時間を過ごした…が、それもずっと続く訳でもなく、気が付けば寝て…いや、寝てしまったので気が付けば…という言い方はおかしいが、寝てしまったのである。
ただ、睡眠時間が減ってしまった分、次の日に起きた時はいつもよりボーッとしてしまった。
僕とは逆に、りささんはよく寝れたみたいで、この日も帰る前に観光を計画しており、少し早起きとなったのだが、それも問題なさそうだったのである。
お昼過ぎには帰りの新幹線に乗る予定なので、朝食と支度を済ませた僕達は、旅館を後にして目的地へと向かった。
コメント