りささんの両親と会う前日、持っていく手土産を購入し、全ての準備は整っていた。
覚悟を決めて…と言えば大袈裟だが、ここまで来たら頑張るしかないのである。
いろいろと考えながら過ごしていた時にりささんから連絡が入った。
おそらくは明日の事だろう…と思っていたのだが、まさにその通りで、どうやら僕の事を心配していたらしく、大丈夫か?と聞いてきたのである。
僕自身もう大丈夫…と思っていたし、ここで変な事を言ってりささんに心配かけるような事も出来ないので、そのまま大丈夫と伝えた。
明日の件についてりささんは両親ともよく話していたらしく、それによると、楽しみにしているみたいで、お父さんの機嫌は良いらしいのだ。
まぁ、僕が言うのもだが、りささんもいい歳だし、早く結婚して欲しい…という気持ちがあったのかもしれない。
とりあえず歓迎ムードの様子みたいなので、僕のプレッシャーも無くなった…とは言わないが、少し気が楽になったのである。
おかげで夜も寝れない…というような事もなく、万全の状態で面談をする事が出来る事になったのだ。
家を出てそのままりささんの家に…行くのではなく、りささんの家の近くで待ち合わせをして、それから家に向かったのである。
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