わらび

クリスマスまでは後２週間程あり、次の休みの前日は、りささんはまた忘年会へと行く予定となっていた。 その間の平日はいつもと変わらず…いや、最近になって特に、りささんとのラインのやり取りが減って来ていたのである。 これは話す事が無...

最後まで具体的な時期は決まらなかったものの、生活に関する役割分担やお金のやり繰りに関しては双方が納得出来るような感じで話しはまとまった。 まぁ、２人きりだったし、僕の方は緊張から解放されたのもあり、そこまで真剣に…と言えば聞こえは悪...

思っていたよりもアッサリとＯＫ…いや、許可をもらった…という言い方は変かもしれないが、僕達が同棲をする事に反対はしなかったのである。 いつ頃からするのか？という質問はあったが、それは年内は無いけどいつ…という具体的な計画は無い…とい...

りささんの家に行きお邪魔してご両親と対面をした。 とりあえずは当たり障りのはない会話をしながら同棲の話しをいつ切り出す…というタイミングを探っていたのである。 ご両親からすればいきなりこんな話しをされる…なんて思っている筈もな...

同棲についての話しが進んだので、それが来年…といっても、決まったなら早めにりささんのご両親に挨拶をしておいた方が良いだろう。 既に会っているので初回のような緊張感はないと思われる…が、それでも同棲の件について話しをするとなると、ある...

起きてからはお出かけする予定もなく、のんびりとお家デートをする事になった。 りささんに２日酔いが無いとはいえ、それが体調が万全…という事にはならないので、家でのデートを選ぶのは…いや、最初から選択肢は無かったと言える。 話す時...

夜の遅い時間…りささんが僕の家にやって来た。 忘年会が終わり、本当は会わない予定だったものの、りささんが来る…と言って来た…というのは前回話しているが、言っていた通りに来たのである。 ただ、かなり酔っている様子で、まともに話し...

無事にプレゼントを購入出来た僕は、せっかくお出かけしていた…というのがあって、そのまま帰宅するのではなく、カフェに寄る事にしたのである。 もちろんカフェ…と言っても、女性ばかりが集まるお店ではなく、男性１人でも気楽に…とはいかないも...

友達と会った次の日、りささんと会う予定は無かったので、この機会にと僕は買い物に行く事にした。 クリスマスまではまだ時間に余裕はあったものの、あまりギリギリまで引っ張って買いに行く機会を逃したくなかったし、地元にはあまりプレゼントを買...

友達との食事…積もる話しは沢山あったが、その中でも今回メインの１つとなったのが、お互いの彼女のクリスマスプレゼントをどうするのか…という話しだった。 この時は僕もそうだが、友達も彼女に何をあげるのか決めてはいなかったのである。 ...