お腹の満足度、会話の満足度、そして時間的にもそろそろお開きという流れになりそうなその時の事だった。
?「りさ⁉︎」
僕達のテーブルの側を通ろうとしていた女性がりささんの名前を呼んだ。
り「みお〜」
そう、りささんの友達に出会ってしまったのである。
まぁ僕とりささんは地元なので、友達や知り合いに出会ったとしても何ら不思議ではないし、いつかは出会う事もあるだろう。
りささんと友達の女性はその場…つまりは僕達のテーブルでそのまま会話を続けた。
こうなってしまえば僕は蚊帳の外な訳で、離席をするのも
(何か違う気がする)
と思ったので、そのまま2人の会話を黙って聞いていた。
もしも仮に僕とりささんがお付き合いをしていて、その友達と僕が面識があったならその場で友達とりささんが会話をするのは分からないでもないが、僕とりささんの2人で食事をしている時に、友達と会ったとはいえペラペラと喋り続けるのはいかがなものだろうか?
その友達には少し気を遣って欲しい気もしたが、そんな細かい事を気にしてはいけないのかもしれない。
まぁそれはすぐに気にならないようになったのだが、あろうことか恐ろしい質問が飛んで来たのだ。
「2人はどんな関係なの?」
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