次の日、りささんと朝から僕の住んでいる地域の近くにある古墳へと向かった。
車でもそこまで時間がかからないのだが、それでも日頃行く事もなく、たまには地元近辺での観光…という過ごし方も悪くはないのでは…と思ったのだ。
古墳…といっても、おそらくは改修工事などを経ていると思われるので、当時のまま…という事はないと思うし、これまでも行った事がなかった訳でもない…が、久しぶりに行ってみると悪くはなかった…というか良かった。
人もまばらで、ゆっくり見学出来る…と思っていたのだが、古墳の資料室みたいな所に入った時、1人のおじさんが話しかけて来たのである。
そう、それは管理人さん?ガイドさん?のような人で、僕達が資料に目を通していたら、説明を始めたのだ。
もちろん興味があったので来たのだから、そのおじさんの話しも最初は興味津々に聞いていたのだが、他に人がいなかったのもあってか、そのおじさんの話しは止まる事を知らず、耳を傾けている僕達に延々と話しかけて来たのである。
体感的に10分を超えた頃、さすがに話しが長いな…と思っていたのだが、来場者が少なく暇にしているだろうし、何より一生懸命に話してくれる姿勢を見ると無下には出来なかった。
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