目覚めの良い朝を迎え、隣には彼女が…お泊まり会2日目が始まろうとしていた。
朝食は前日のお出かけの帰りにコンビニでパンを買って帰っていたので、テレビを見ながらそれを食べ、
「今日は何をしようか?」
という話しになったのである。
以前であれば前もって念入りにデートコースを考え…という流れだったのだが、交際も順調に進み、慣れて来たのもあって、あまりそういう事はしなくなった。
そうは言ってもそれは手抜き…とかではなく、もちろんちゃんとお出かけする時には考えたりもする。
とりあえずお昼まではのんびりしよう…という事になり、家でダラダラと過ごしていた時にそれは起きた。
そう、りささんの電話に着信があったのだ。
相手は…スマホを覗き込んだ訳ではないが、隣で話している時に聞こえて来たのは男性の声だったのである。
いや、りささんに異性の友達がいるのは分かっているし、たまには電話くらいかかって来る事もあるだろう。
しかしながら、分かっていたとしても、当然のようにやきもちを焼いてしまうし、正直会話の内容も気になるのだ。
そして電話自体は数分で終わった。
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